くまもとマイスターズ

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ゆずポン酢

香り高くすっきりした酸味

ゆずは高冷地の方が、香りが強くなるといわれます。泉町は標高が高く昼夜の寒暖差が大きいため、ゆずの栽培に向いています。そのため、ここで育つゆずは香りが良いと言われます。酸味が強いのも特徴ですが、実は糖度も高いのです。甘味も酸味もあるので、酸っぱいだけではない深い味が出るようです。

農薬や化学肥料を使わず栽培

同じ場所で複数の作物を育てる「混植」は、病害虫を予防する効果などがあるといわれています。そこで、ゆずの間に、栗や山椒、スモモの木などを植えています。また、草生栽培といって、草を生やして地力をつける、という方法も取り入れています。肥料には油かすや鶏ふんを用い、農薬の使用量も徐々に減らしていきました。現在は化学肥料も農薬も使っていません。

後継者と共に農園を守りたい

ゆずの生産は将来性があるという情報を得て、昭和 48 年(1973 年)頃から、栗を育てていた場所で栽培を始めました。自然に近い状態で育てたいと思い、ゆず園ではなく、ゆずの森や山を作るような気持ちで栽培しています。収穫の時には、地元の高校生が来てくれます。農家の多くが後継者不足に悩んでいますが、手伝ってくれる人たちと一緒に農園を守っています。

良いものだから、知ってほしい

梅川農園のゆずは良質で価値の高いものですが、地元ではあまり知られていません。今回、ホシサン様との出会いで、このゆずに付加価値が付き、お客様に喜んでもらえる商品ができました。自信をもって作っているゆずなので、形を変えて広めていただけるのはうれしいです。良いものだから、多くの方に知ってもらいたいと願っています。